ほんとうにそうだなァ 125号
 ある薬品会社の社長さん(浅野昭三郎様)から教えていただいた「七楽の教え」。うんうん、なるほど、そうだなァ。

 楽すれば 楽が邪魔して 楽ならず
 楽せぬ楽が はるか楽楽

そして、こんな歌もあります。

 心こそ 心迷わす心なれ
 心に心 心ゆるすな  (沢庵禅師)


さらに
 月月の 月見る月は多けれど
 月見る月は この月の月  (明恵上人)

 あかあかや あかあかあかや あかあかや
       あかあかあかや あかあかや 月
               (明恵上人)

  露とをち 露と消へにし わか身かな
  なにわの事も 夢のまた夢  (豊臣秀吉)

 これは、秀吉の辞世の歌というわけでしょう。

  春は花 夏ほととぎす 秋は月
  冬雪さえて すずしかりけり  (道元禅師)

 右は、かって川端康成さんがノーベル賞受賞のとき記念講演でとりあげました。
 日本の自然を、ありのまま、さらりとうたいあげています。まさに人生悟達の境地です。
 私は、のぞむ人に、右の歌のなかからえらんで、短冊に揮毫してあげています。

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